3学期終業式の校長講話「成長した1年間」から
3月23日(月)に3学期終業式を行いました。校長は講話で、3人の児童の作文を簡潔に紹介し、「一人一人が成長した1年間」について話しました。その話題を紹介します。
・・・校長講話・・・
今日は今年度の学習の終わりの日です。この1年間、子どもたちに大きな事故やけがもなく無事に終業式を迎えることができ、大変うれしく思っています。
ところで、皆さんはこの1年間でできるようになったことがありますか?1年生は字を覚えたり、計算ができるようになったりしました。他の学年の人も去年より走るのが速くなったり、縄跳びが上手にできるようになったりしたでしょう。私はこの1年間の活動を通して、皆さんがまた一段と明るく、賢く、たくましくなったなと思っています。そのことを皆さんの代表の人が書いた作文集から紹介します。
例えば、2年生ゆうとさんは、音楽発表会で「木琴を演奏したい」と思ったそうです。でも、木琴は予想以上に難しくて全然上手にできなかった。くやしかったそうです。しかし、アドバイスをもらって何回も何回も練習したらできるようになった。そして、本番ではリズムを忘れないように、音を思い浮かべてやったらずれないで上手にできたそうです。思わず、小さな声で「やった」と言った、と書いています。「たくましく」なったゆうとさんです。
4年生はるかさんは、将来の夢は医者になって病気やかぜで苦しんでいる人を助けることだそうです。その理由は、はるかさんがかぜをひいたとき、いろんな人に助けてもらったから、次は自分が助けてあげたいと思ったからだそうです。夢を実現するために、今できることは、たくさん勉強することと、どんな人にも優しくすること。そして、病院も作りたいと書いてありました。自分の夢を今から追いかけているはるかさんは、「賢さ」を学びました。
6年生よしのさんは、今年度、図書委員会の委員長になりました。そして、読書旬間でのイベントで、全校の前で「いのちの木」の読み聞かせをすることになりました。そのとき、担当の松田先生から「原稿を見ないで言いましょう」と言われて、原稿なしで発表できるかなととても心配になりました。そのとき、「でも、練習をやらなければ何もできない」と思い、休み時間や家でたくさん練習しました。本番では手や足が震えるほど緊張しましたが、練習の成果が出て大きな声ですらすらと言えました。この体験を通して、中川さんは何事も怖がらずにチャレンジして、やればできるという「勇気と明るさ」を学びました。このように、今年度皆さんは一人一人ができるようになった体験や頑張りたい希望をもつことができました。成長できたとてもよい1年間の活動でした。
さて、4月から1年生は新2年生です。新1年生のお兄さん、お姉さんとしてお世話をお願いします。2・3年生は新しい学年で夢と希望をもって学習に運動に頑張りましょう。4・5年生は高学年として、下の学年の子どもたちが楽しい小学校になるようあいさつし、声をかけてリードしてください。6年生は学校のリーダーとして大変頑張ってくれました。中学校へ行っても自分に負けないで運動、勉強に頑張ってください。明日は思い出に残る素晴らしい卒業式にしていきましょう。
投稿日:2015/03/23 10:06
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平成26年度 学びの部屋