第40回卒業式での校長式辞「中学校へ行っても明るく、賢く、逞しく」
3月24日(木)に、第40回卒業証書授与式を行いました。校長は式辞で、「中学校へ行っても、明るく、賢く、逞しく頑張ってください。」と卒業生にエールを送りました。
===校長式辞から===
柔らかい春の日差しが、私たちをそっと包み込む季節となりました。校庭に目を向けると、東小学校のシンボルであるイチョウの新芽や、学校を取り巻く桜のつぼみが大きく膨らみはじめました。まさに、今、希望に萌える春の訪れを迎えています。
この佳き日、第四十回卒業証書授与式を挙行するに当たり、五泉市教育委員会教育委員長 渋谷隆様をはじめ、来賓の皆様、保護者の皆様をお迎えし、卒業生の門出をお祝いくださいますことに、心より御礼申し上げます。
卒業生として巣立ちの日を迎えられた皆さん、卒業おめでとうございます。今、渡した卒業証書は、六年間に渡る小学校の全ての課程を修了したという証書です。この間、学習に、運動に、仲間づくりによく頑張りました。
振り返ってみますと、今年度は当校が創立四十周年という記念の年に当たります。皆さんは東小のリーダーとして、一学期は創立四十周年記念大運動会で大活躍しました。また、二学期では、ウォークラリー炊さん会や文化祭・音楽発表会でリーダーシップを発揮してくれました。思い出に残る楽しい修学旅行もありました。
学校生活では、委員会活動やペア学年活動など様々な交流活動において、全校の友だちをリードしてくれました。特に、一年生にはいつも優しく接していました。毎週木曜日、朝の体操朝会のとき、六年生は一年生と手をつないで教室から体育館へ連れていってくれました。その姿は、優しくたのもしい六年生でした。
しかし、いろいろな活動の中で、常に東小のリーダーとして振る舞う責任は、随分重く感じたことも多かったことしょう。大成功した運動会では、六年生を中心とした係の仕事がたくさんありました。その中でも、赤組、白組の応援団はとても頑張りました。しかしながら、最初はメンバーをまとめ、うまく進めることができなかったようです。それでも、みんなで励まし合い、協力して仕事を進める内に、友だちと心がつながり、絆を深めることができました。
委員会活動でも同じようなことがありました。リーダーとして、委員会の友だちをまとめることの大切さを知った人も大勢います。委員長としての立場がどんなに難しいことか知った人もいます。そこで、委員会の重要な役割を学ぶことができました。
皆さんは、絆を深めることの大切さを学んだ六年生です。絆は言葉では分かりません。心と心で感じるものです。今度は新しい学校で、新しい仲間と、心のつながりを大切にして絆をつくっていく中学生になってください。
卒業の門出を祝い、私は皆さんに贈りたい言葉があります。それは「あかるく かしこく たくましく」の言葉です。これは東小学校の教育目標です。「あかるく」とは、何があっても明るく頑張ることです。「かしこく」とは、考えて行動することです。「たくましく」とは、失敗してもあきらめないことです。この言葉を心に置いて、楽しい中学校生活を送ってください。
皆さんは決して一人ではありません。私を含めて、先生方、ご家族、地域の方々が皆さんをいつも応援しています。
さて、保護者の皆様、お子様のご卒業、誠におめでとうございます。職員一同、心よりお祝い申し上げます。中学校時代は、お子さんが心身ともに充実し、未来に羽ばたこうと自立する大切な時期です。今後もより一層、健やかに成長するよう、お子さんとの心の触れ合いを大切にしていただけますようお願いいたします。
地域の皆様。これまでのご支援に感謝申し上げます。これからも卒業生に温かい声かけとご支援をよろしくお願い申し上げます。
最後に、本日ご臨席を賜りました全ての皆様のご多幸とご発展をお祈り申し上げ、式辞といたします。
平成二十八年三月二十四日
五泉市立五泉東小学校長 小林 勉
投稿日:2016/03/24 13:49
アクセス数:629
平成27年度 学びの部屋